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コラム

私的年金の王道手段である、個人向け確定拠出年金「iDeCo」とは

執筆者:Redia編集部 Redia編集部

人生100年時代と言われる現代では、老後の資金を確保することはもはや必須です。
自分で準備する年金を私的年金といいます。

昨今、iDeCoの制度を説明するブログやサイトは多数溢れています。
実際の運用方法をご紹介しながら、iDeCoの魅力を実践編でお伝えしていきます。

iDeCoの魅力1 節税効果

iDeCoは私的年金の王道手段とお伝えしましたが、最初に皆様にお伝えしたいのは「節税効果」です。
iDeCoでは掛け金が全額所得控除になり、運用益も非課税、受給時の退職取得控除もあります。

いきなりですがクイズです。
年収500万円の方が生命保険に月々2万円/年間24万円支払った際にいくら節税になると思いますか?





答えは、8,000円程度にしかなりません。

生命保険に対してiDeCoでは、月々2万円/年間24万円支払った場合、
およそ48,000円が節税できます。

また、生命保険に比べて約6倍の節税効果が期待できるということです。
なぜ、これだけ節税効果に違いが出るかというと、生命保険とiDeCoの支払い額に対する控除金額の違いがあるからです。

生命保険は年間4万円、iDeCoは掛け金が全額控除なので24万円、ご年収500万円の方の税率は所得税と住民税合わせて20%ですので、以下のようになります。

  • 生命保険の場合:4万円×20%=8,000円
  • iDeCoの場合:24万円×20%=48,000円

また、仮にこれを30年続けた場合をシミュレーションすると、以下のようになります。

  • 生命保険:24万円
  • iDeCo:144万円

30年間で120万円も節税効果に差があります。

因みに、年収600万円の方であれば、およそ72,000円/1年、30年間で2,160,000円。
年収1,200万円の方であれば、およそ103,200円/1年、30年間で3,096,000円。
累進課税制度にともなって、税率が上がれば上がるほど節税効果もアップします。

つまり、iDeCoでは自分の税率が運用利回りといっても過言ではありません。

世界最大の機関投資家であるGPIF(日本の年金機構)の運用利回りが3%だということを考えると運用利回り15~55%の運用利回りは破格です。

iDeCoの魅力2 最初にまとまった自己資金が必要ない

資産運用や資産形成には、最初にまとまった自己資金が必要だというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、手元にまとまった自己資金がなくても投資はできます。

むしろ投資初心者の方は、一気に自己資金を使って投資をすることはオススメではありません。理由としては、スタートするタイミングが成功の有無を決定させてしまうからです。

一方で、投資初心者にオススメなのが、積立投資です。
積立投資は毎月決まった金額を継続的に購入していく方法です。

この方法は「ドルコスト平均法」と呼ばれています。

ドルコスト平均法

積立投資の平均購入単価を平準化できること

投資のセオリーは、「安値で買い、高値で売る」ですがそもそも、購入する際に「今は安いのか?高いのか?」これは投資のプロでも振り返ってみないとわかりません。

ドルコスト平均法で毎月決まった金額を積立投資していけば景気市況に惑わされること無く、着実に運用資金を積み上げていくことが可能です。
今まとまった自己資金がない方でも、お給料から天引き感覚でできる積立投資法であれば
ストレスなく続けていけます。「継続は力なり」です。

iDeCoの魅力3 世界中のあらゆる商品を運用できる-自分だけのバランスファンドを作る

iDeCoではあらゆる商品を選択して投資をすることができます。ノーリスクで運用するのであれば定期預金を選択することも可能です。しかし、今の経済市況では日本で定期預金を組む選択肢こそがリスクかもしれません。

適切なリスクを取ることによりリターンを得ることができます。このリターンを得ることこそが、リスク対策になっているという考え方も必要です。

そこで、多くの証券会社のiDeCoセミナーではバランス型のファンドをオススメしています。国内はもちろん、世界の様々な国、株や債券や投資信託などの商品別を組み合わせた商品です。いわゆる初心者の方にはこれ1本でOKですよ。という商品です。

結論からいうと、私はこの商品を勧めません。より堅実なリターンを得るために商品の種類を学んでいきましょう。

ファンドには大きく分けて2種類あります。

  • アクティブファンド:積極的に利益を出す運用を目指す
  • インデックスファンド:ベンチマーク平均値の運用益を目指す

日本国内の売れ筋ファンドはアクティブファンドですがこちらは積立投資にとって相性がとっても悪いです。

理由としては、手数料が高いです。積立投資は毎月購入していくことや将来的に大きなお金を長期で扱うことになるため、手数料を安く抑えることが成功の基本軸です。

諸外国では、圧倒的にインデックスファンドが支持されておりiDeCoや積立NISAが流行ったことにより日本でもインデックスファンドが注目されています。
そこで、「インデックスファンドのバランス型で世界の分散投資ができますよ!」これが証券会社の謳い文句になっているわけです。

ただそれではまだ甘いです!インデックスファンドのバランス型は手数料が若干高めに設定されています。
ですので、インデックスファンドの中から自分自身で商品を選んで自分だけのオリジナルバランスファンドを作成しましょう。そうすることによって、より手数料を安く抑えリターンを大きくすることができます。

ランドネット不動産運用顧問アドバイザー就任。「岸 博幸」氏 元経産省官僚 現慶應義塾大学教授 不動産投資セミナー開催中