President Message
代表メッセージ
「経常利益が前期比+84.9%の伸びを記録 取扱物件種別の拡大が寄与
中古不動産の流通・再生・運用の世界でのリーディングカンパニーを目指して」
2024年7月期の日本経済は、デフレーションからインフレーションの転換を契機とする賃上げの機運の高まりや企業収益の堅調な推移を背景に、経済の回復へ歩みを進めた1年となりました。
当社グループが所属する中古マンション市場においても、2020年5月から52か月連続(2024年8月末時点)で成約価格が上昇し続けており、その好機を逃さず、当社では過去最高の業績を上げることができました。
当社の売上高の98.5%を売買事業が占めておりますが、売上高は前期比122.2%、経常利益は前期比184.9%と伸びております。経常利益は、①システム開発の効率化、②システムによる業務の効率化、③売上目標達成に必要な商品の仕入効率化、この3点の効率化を図る努力の中で実現しました。
取扱物件種別の拡大を目指す中で、アパートや一棟ビル・一棟マンションの取り扱いが増えており、中古不動産の取り扱いに自信を深めております。
また、中古不動産の購入に際し、3年を保証期間として契約不適合責任や設備の半額保証※1、家賃滞納保証を設け、買主様にとって安心できる取引も提供しています。
そして、売上高の1.5%を占める賃貸管理事業ですが、賃貸管理戸数は7,279戸から、8,430戸と前期比115%の伸びをみせております。今後、賃貸管理事業のシステム開発をしっかりすすめ、事業の効率を上げ、拡大していきます。
不動産クラウドファンディングは、2024年の1月に再度始めました。#1号ファンドこそ苦労しましたが、その後は順調に販売できております。
お客様と対話しながら、配当利回りや運用期間、紹介制度等、サービスの質を上げる努力をしております。将来的には当社の資金調達の一つの手段となるまで育てたいと考えております。
中古不動産流通・再生・運用の業界でのリーディングカンパニーを目指していきます。
※1 各設備保証には上限を設けております。