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CULTURE

就活の『ガクチカ』が仕事に活きる。学生時代の経験から学べた仕事への取り組み方とは?

Introduction

こんにちは。ブクロ編集部の鈴木です。

就職活動の際に話すエピソードの1つとして、学生時代に力を入れたこと『ガクチカ』があります。故に、「こんなのがガクチカになるのかな…」「エピソードが全然思い浮かばない…」と悩んでいる学生もいるのではないでしょうか?

今回はそんな『ガクチカ』に焦点を当てて、学生時代に取り組んだことが今の仕事にどう繋がっているのか、21卒で入社した加藤航希(かとうこうき)さんと近田稜奈(ちかだりょうな)さんの若手社員2名に伺いました。

現在就活真っただ中の方や、これから準備をしようと考えている方はぜひご一読ください!

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2人の『ガクチカ』は?

Q.お二人の学生時代に頑張ったこと、『ガクチカ』は何でしたか?

加藤:大学2年の時に、西アフリカ地域のガーナで10日間ほど文化交流をしたことです。ガーナの学校では、日本と違って文化祭や体育祭のような行事がないんですよね。そういった行事を催して、文化交流しようというプロジェクトでした。

グループリーダーとして渡航の数ヵ月前から準備したり、現地でも率先して盛り上げたりと、かなり充実した期間でしたね。勉強は苦手な私でしたが、このプロジェクトには本気でチャレンジしましたし、無事やり遂げたことは今でも大切な思い出です。

近田:私は加藤くんの『ガクチカ』とは違ってありきたりなのですが、居酒屋でのアルバイトですね(笑)元々人と喋るのは苦手だったのですが、常連さんの好みの料理を覚えて会話が弾んだ時は楽しかったですし、やりがいを感じました。

『ガクチカ』の経験で、大変だったところ

Q.それぞれの経験で、大変だった点はありますか?

加藤:やはり文化の違いですね。日本では当然のように通用すると思っている考え方も、ガーナでは全く通用しないこともありました。例えば、私が「明日10:00に集合」と連絡していたのに、現地のスタッフが14:00過ぎても集合場所に来ず…。家まで迎えに行って「今起きた」と言われた時は正直驚きましたね(笑)

ただ、国が違えば考え方も違う。それは学生時代に限らず現在の対人関係でも同じで、様々なバックグラウンドを持った人たちがいて当たり前なんですよね。お客様も会社の同僚も皆、それぞれ過ごしてきた環境が違いますし、価値観や考え方が違うのも当然。異国で多様な価値観を知り、正面から向き合えたことは貴重な経験でした。

近田:私の場合は、人と喋るのが苦手な性格もあって、そもそも仕事に慣れるのに苦労しました。何事も初めてのことは慣れないし、手順も要領も分からないので疲れますよね。始めた当初は「私には接客業は向いてないのかな…」と思い悩むことも多かったです。

ただ、私自身ポジティブな性格なので、仕事に慣れ始めると楽しいなと思えるようになりました。約3年半続けることが出来たのも、接客業をする上での自分のスタイルを考えたり、スタッフとの効率良い連携を模索したりと、目の前の仕事で自分に出来ることを追求する楽しさを見出せたからだと思っています。

どんな『ガクチカ』でも仕事に繋がる?

Q.『ガクチカ』が今の仕事や社会人生活に繋がっているなと思う部分はありますか?

加藤:ガーナでは言葉の壁があって、意思疎通に苦労しました。現地ではジェスチャーを駆使したり顔の表情で読み取ったりと、身振り手ぶりでコミュニケーションをとることに必死でしたね。

ですので、まずは文化の違いを受け入れて、相手に合わせて自分の動き方を変えることでプロジェクトを遂行するように努めました。これは、今の営業の仕事においても通じる部分です。不動産という大きな商品を扱う営業だからこそ、お客様と話す際の伝え方や抑揚、話す順番など、細部まで注意を払うよう意識しています。伝え方一つで契約が良い方向に進むこともあると同時に、認識に食い違いが生まれてしまう可能性もあるからです。

相手の立場で物事を考え自分から能動的に動くことを第一に、元気に営業する。ガーナでの経験は、そうした自身の営業スタイルにも繋がっていると思います。

近田さんはいかがですか?

近田:どんな仕事でも楽しさを見出すところは『ガクチカ』での経験が活きていると思います。私の所属する部署では、主に売買契約書や重要事項説明書など不動産取引において必須となる書類を作成しているのですが、私は細かい作業が苦手で…。配属当初は「この仕事向いてないかも」と思っていました。

でも、次第に自分の力で仕事が出来るようになってくると「こうしたら、もっと効率よく出来るのでは?」「配属当初出来なかった○○という点が、今は出来るようになっている!」と、自分の中で考えながら仕事出来るようになっていって、それが楽しいなと思ったんです。

今振り返ると、アルバイト時代に楽しさを見出すことが出来た経験と同じですね。むしろこの『ガクチカ』の経験が自信となって、仕事で難しい問題や課題に直面することがあっても「まずは挑戦してみよう!」という気持ちで取り組めます。私にとって、アルバイトでの経験は今の仕事のスタイルの原点になっていると思いますし、自分の強みにもなりました。

仕事で大事なことは『ガクチカ』が教えてくれる

Q.学生から社会人と環境が大きく変わった1年だったと思います。『ガクチカ』を振り返ってみて、仕事をする上で大事だなと思うポイントはありますか?

加藤:ガーナの文化交流プロジェクトの際も準備に運営にと大変でしたが、同時にやりがいもあって。私自身が難しいチャレンジほど燃える性格ですし、何より「始めた以上は、絶対にやり遂げる!」という気持ちが強かったです。

それは今の仕事も同じで、営業をやりたいと思った自分を裏切りたくない気持ちが強くあります。もちろん、気持ちが折れそうになったり落ち込んだりする時もありますが、そんな時は「1つ達成したら、次は1つ上の目標にチャレンジ!」と自分を奮い立たせています。

近田:私も、社会人1年目は仕事に慣れてないことへの不安や悔しさがあって、業務の内容を頭に落とし込むだけで疲れていました。ですが、そこで中途半端に仕事をこなすのではなく「出来ないことを減らしていく」という姿勢で向き合っていると、いつの間にか仕事を楽しめている自分に気が付きました。

どんな経験も、今の自分を形成しているものの一つ。アルバイトの時もそうでしたが、きっとどんな仕事でも何かしら自分にとってプラスになるものがあって、それを見つけていく前向きな思考が大事だと思います。やはり自分の成長を感じられるって嬉しいですし、やりがいに直結するんですよね。『ガクチカ』自体は今の仕事と関係なくても、そこで得た経験や気づきは、確かに自分の糧となっているのだなと感じました。

 

就活生へのアドバイス

Q.就活生へのアドバイスはありますか?

加藤:面接で取り繕う必要がないくらい、素の自分で話せる会社をお勧めします! 中には面接で話す内容を一言一句暗記して挑む学生もいると思いますが、しっかり準備するほど緊張して、話の辻褄が合わなくなったり、自分を大きく見せた嘘をついたりしてボロが出るんですよね(笑)

ですから、会社説明会には参加して、積極的に質問して等身大の自分を面接官の方に見て頂くべきだとアドバイスしたいですね。就活では目先の内定を取ることに必死かもしれませんが、何よりも大事なのは入社後。自分が将来どうなりたいか、そのためにまず何をしたいかを明確にして、自分らしさ全開で挑むのがベストだと思います!

近田:加藤くんと同じで、着飾らないことです。実際に自分が経験していることだったら面接でもスラスラ言えますしね。相手はこれまで何人もの学生を見てきた面接のプロですし、無理して自分を大きく見せようとするとバレます(笑)

上手く話せなくて落ち込む時もあると思いますが、その時は絶対に引きずらない!自分の人生がかかっている就活だと思うと緊張しますが、だからこそポジティブに、「人と会って話すの楽しいな~」くらいの感覚で面接に挑むのも良いと思います。何も気負うことなく、笑顔でハキハキと!自然体で頑張ってください。

以上、21卒で入社したお二人に伺いました。この記事が、悩める就活生のみなさんにとって一助になれば幸いです。

さいごに…

人事担当者は『ガクチカ』のここを見ている

当社の新卒採用で求められる『ガクチカ』エピソードの基準はありません。学生時代の輝かしい功績や経験の大小を求めているのではなく、「活動にどんな風に力を入れたのか」や「その活動を通して何を学べたのか」などをお聞きします。面接ではみなさん自身の興味のあることや将来像など、率直な考えが聞きたいと思っていますので、自分らしさを最大限アピールしてくださいね!

以下の記事では当社の求める人物像や面接でのポイント等も発信していますので、ぜひご一読ください!

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