前職について
―朝比奈課長はランドネットに中途で入社したそうですが、前職について教えてください。
ランドネットに中途入社する前に3社経験しています。
いずれも不動産会社です。
1社目は大学卒業後、7年ほど勤務した売買仲介大手です。
営業でしたが、そこでは営業担当者が契約関連の書類を作成するなど事務も行っていました。
2社目は中小規模の不動産会社に3年ほど勤めます。
1社目とは一変し、業務の9割が契約書の作成といった事務でしたね。
―営業から事務に転身したわけですね。
書類作成のスピードや正確さを褒められることが多く、営業よりも事務の仕事が向いていることに気づき始めました。
そして、3社目はマンション・建物管理の会社に2年間勤務し、理事会や総会などマンション管理組合の仕組みを一通り学びました。
その後、ランドネットに入社することになります。
ランドネットに転職した理由
―不動産業界でトータル10年以上経験を積んだ後、転職先にランドネットを選んだ理由を教えてください。
一通り経験してみて、「やっぱり不動産売買の事務に携わりたい」と思った為です。
ランドネットは分業制なので、得意な契約書作成などの事務に特化して働けると考えました。
実際、ランドネットに入ってみて、宅建で学んだことが実務に役立ちますし、知識をもっと増やそうと貪欲になれるので毎日が充実しています。
―朝比奈課長が入社した2017年は、審査部の社員が少なかったそうですね。
はい。
審査部は現在25人ですが、当時はその半分程度で、他部門の一部署でしかありませんでした。
ランドネットという会社の伸びしろは、最終面接の時に感じていました。
会社を大きくしたいという社長の熱意と、成長段階にあった規模感を鑑みて、自身が得意とする不動産の事務でランドネットの成長に貢献したいと思い入社を決めました。
審査部の主な業務内容
―審査部の業務を教えてください。
審査部の主な仕事は、売買契約書と重要事項説明書の作成です。
役職者クラスになると、作成数は月200件以上に及びます。
会社の成長に伴い、買取再販や売買仲介の件数が毎年増えていく中で、事務部門にはスピードと正確さが求められます。
―不動産の取引に欠かせない契約関連の書類作成は、何だか難しそうな印象があります。
不動産に係る法律が絡むので、専門性の高い知識が求められます。
取引する物件や、お客様の背景によって案件の難易度も様々です。
「親の認知症が進行して本人の意思では売却できない」など、法律に則りながら契約成立に向けて打開策をひねり出す必要もあります。
審査部でのやりがい
―仕事のやりがいを教えてください。
勉強でインプットしたことが、業務でアウトプットできた時にやりがいを感じます。
例えば、不動産業界では宅建の資格を取るよう会社から促されますが、宅建の勉強で得た知識を不動産営業の実務で使用する場面は限られています。
一方、審査部では書類の作成やチェック、リスク回避のために、宅建の知識をフル活用する必要があります。
―インプットしたことをアウトプットする機会が多いのですね。
プライベートの話になりますが、最近、親からの相続が発生しました。
本来であれば、不動産登記を司法書士に依頼するところですが、そのあたりの知識も実務で習得してきたので、自分でやってみようと考えています。
―不動産の法律まわりの知識は、どのようにして得ていますか?
裁判事例を学ぶのが好きなので、不動産が絡んだ裁判の判例を読み込んだりしています。
判例で得た知識が実務に役立つこともあるんです。
前職での経験が生きる
―不動産の営業やマンション・建物管理の経験は、業務に役立っていますか?
前職の経験は、審査部の仕事に生きています。
不動産の取引には、当社とオーナー様だけでなく複数の会社が関わります。
一度働いたことがある不動産仲介大手やマンション建物・管理の目線にも立てるので、これを踏まえた当社が取るべき対応が分かります。
前職のような他社が競争相手の場合は、相手の手の打ちどころを先読みし、当社の取引が有利になるよう法的な戦略を立てることができています。
―経験を活かしながら、成約の実現をサポートしているわけですね。
売上や数字に追われる営業の大変さは、前職で身をもって体感しました。
だからこそ、取引が上手く運ぶように営業部を後方支援したい強い気持ちがあります。
不動産取引において営業担当者から相談を受けることも多いので、契約書類の作成に留まることなく、周囲の期待に応える務めを果たしていきたいです。
求める人物像とスキル
―最後に、ランドネット審査部が求める人物像を教えてください。
これまでの仕事で経験してきたことを活かせる方と働きたいです。
もちろん、契約関連の書類を作成する上で、最も役に立つのは民法や不動産知識なので不動産業界の経験者は、大歓迎。
しかし、多様な業界で経験を積んだ人材が集った会社の方が面白いし、世の中の変化に対応できると思います。
不動産業界には無い常識や知見を実務に落とし込める方の存在は、ランドネットにとって財産になります。
ランドネット審査部に関心をお持ちの方は、ぜひ当社の人事部までお問い合わせください。
―朝比奈課長、本日はありがとうございました!