前職について
―まずは前職について教えてください。
賃貸仲介会社の営業として4年間働いていました。
仕事内容は、部屋を探しているお客様への物件紹介や内見案内の他、入居の手続きを行う契約業務等です。
ただ、お客様の仕事終わりに内見に対応することも多く、自身の退社が終電を過ぎる日もありました。
体力面を考慮した結果、長く安定して働ける職場への転職を考えるようになっていきました。
ランドネットに転職した理由
―当社に転職したきっかけは何ですか?
ランドネットに勤めていた友人の紹介で入社しました。
入社後は総務部に配属された訳ですが、職種は全くの未経験でした。
前職は不動産営業、その前は飲食店スタッフと、実は色々な職種を経験したい性分なので、新たな仕事に挑戦できる環境は嬉しかったです。
―総務部への転身で今後の働き方についてもイメージしやすくなりましたか?
営業やサービス業は体力勝負なので、年齢を重ねるごとに厳しくなりそうな気がしていました。
総務は内勤なので、その点の不安が払拭される為、長期のキャリアプランが立てやすくなりましたね。
特に女性の場合、産後の復職など結婚後の働き方を考えることも少なくありません。
ランドネットでは結婚して育休から戻った社員も多く、こうしたモデルケースは自身のキャリアを考える上で参考になります。
総務部の業務内容
―総務部の業務内容を教えてください。
総務部の主な業務は4つです。
① ルーティン業務
社用携帯や備品など消耗品の発注・管理、郵便物の回収・振り分け、新入社員向けの研修
②株主総会など会議体の運営と監査役会の議事録作成
③支店開設や移転増床の準備
④社員旅行や運動会などイベントの企画・運営
私が主に担当しているのは、③支店開設や移転増床の準備と、④イベントの企画・運営です。
―支店開設や移転増床の準備とは、どのような仕事ですか?
具体的には、ランドネット福岡支店の開設、横浜支店と大阪支店の増床に伴う準備を進めてきました。
パーテーションを配置してフロアのレイアウトを決めた際は、社長と相談を重ねました。
電気配線などの工事に関しては10以上の業者と連携し、工事に立ち会いながら開設までの進捗具合を確認していました。
―スケジュール通りに工程を進めるのが大変そうですね。
開設や移転の準備では、社外を含む多くの人たちを巻きこんで仕事を進めなければなりません。
その為、余裕を持たせて計画を組む他、初動を早くすることを心掛けました。
それでも、予定調和に無い展開は起こり得ますから、こちらの急な要望にも業者の方に対応してもらえるように、日ごろから関係性の構築を図っておくことも大切な役割でしたね。
―イベントの企画・運営についても詳しく教えてください。
ランドネットでは、年に4回イベントを実施しています。
社員旅行、運動会、優秀社員の表彰式です。
中でも、400人超の大所帯が一斉に移動した2022年秋の社員旅行では、緻密な企画と計画が問われました。
旅行の計画は、旅行代理店が候補先として挙げる観光地や宿泊施設を確認し、旅程を組んでいきます。
総務部でコースを下見して、大人数での移動が可能であることをチェックした上で、公共交通機関のチケットを購入し、宿泊施設を予約します。
旅行を通して部署の垣根を超えた社員間のコミュニケーションを醸成したいので、新幹線の座席や宿泊施設の部屋は、社員の関係性やバランスを見ながら振り分けています。
―社員旅行は、当日の運営も大変そうです。
当日はスケジュールがオンタイムで進むように、あらゆる場面で指揮を執ります。
集合場所や移動バスの搭乗時刻をアナウンスする他、人員確認を徹底して大人数の移動が円滑に進むようにしています。
こうしたイベントは総務部が企画して運営まで行うので、当日も休む暇なく動き続けることになりますが、社員が楽しんでいる姿を見ると嬉しいですし、企画して良かったと思えます。
仕事のやりがい
―総務部のやりがいは何ですか?
頭の中で考えていたことが、徐々に実現していく過程を見られるのが総務のやりがいです。
支店開設や増床の準備では、まっさらなフロア図面にレイアウトを描くところから始まる訳ですが、日を追うごとにオフィスが完成に近づいていくのが分かります。
他部署や外部の方を巻き込むプロジェクトは大変ですが、数カ月かけて無事に成功した時の喜びは、ひとしおですね。
―堀田係長にとって、総務とは何ですか?
「縁の下の力持ち」だと思います。
他部署の専門領域ではないけど会社にとって必要な仕事が降って来て、それをこなして会社運営をスムーズにするのが役割です。
総務の仕事は様々で、中には初めての対応となる業務もありますが、好奇心旺盛で多様な業務に携わりたい私にとっては天職だと感じています。
係長としての役割
―総務部の係長として意識していることを教えてください。
自身の業務をこなしながら、総務部全体の仕事を見るように意識しています。
仕事に行き詰っている社員がいたら声掛けして援助し、案件が円滑に進むようにしています。
10人規模の部署ですが、入社2~3年目の社員が多いので、若手の様子を気にしながら引っ張っていけるよう、係長として努めています。
―若手社員の成長を後押しする立場でもありますね。
そうですね。
厳しく指導することが立場上多いですが、時には若手社員を励ましたり、モチベーションを高めたりする配慮も心掛けています。
総務部は素直で優しい若手が多いので、彼らが今後どのような成長した姿を見せてくれるのか、これも係長としての楽しみですね。
総務部で求められるリーダー像とは?
―総務部では今どんなリーダーが求められていますか?
プロジェクトを遂行する強力な推進力を発揮できるリーダーが求められています。
総務の仕事は、規模感、期日までの日数、関係者の人数が案件によって異なります。
他部署や社外の方に協力を仰ぎながら、プロジェクトを期日までに終わらせる力がリーダーには問われます。
―堀田係長が推進力を発揮した仕事は何ですか?
やはり、支店開設と増床移転ですね!
福岡支店は2021年12月に開設、大阪支店は2022年5月、横浜支店は2023年1月に増床移転しましたが、このすべてに携わりました。
開設・移転に向けて、オフィスフロアの企画・デザイン・内装工事を進める中で、業者の都合で工事計画に暗雲が立ち込める場面もありました。
予定通りに案件を推し進めるべく、業者と折衝を図ることで何とか取り計らえたのは、推進力を発揮できたからこそだと思います。
―プロジェクトを完了へと推し進めることができた秘訣は何ですか?
緩急を付けた業者への依頼が奏功したと自負しています。
関わる業者の予定や都合を配慮することは大切ですが、時にはこちらの都合を優先してもらう必要がある場面にも出くわします。
実際、何とかしなきゃいけない時に、強気で工事を依頼することもありました。
ただ、このような要望を汲んでもらえたのは、普段から丁重に接し、業者との信頼関係が構築できていたからだと思います。
相手と上手に駆け引きしながら、推進力でプロジェクトを成功させられるリーダーはランドネット総務部で活躍できます!
―総務部ではリーダー候補者を募集しているそうですね。
はい!
具体的には、以下のいずれかをコアメンバーとして経験してきた人です。
・支店開設や移転増床の準備
・社員旅行など数百人規模の社員が動くイベントの企画・運営
・議事録作成や会場設営など上場企業における会議体の準備・運営
・増資やストックオプション発行などの株式管理
・備品管理などルーティン業務のマネジメント
成長率130%(2023年7月期第二四半期業績における売上高の前年比)のランドネットは、増員や会社規模の拡大を図っていますから、今後も総務部には支店開設や増床の他、会社行事の運営など様々な仕事が舞い込みます。
その為、採用を強化し、部署を引っ張っていけるリーダー候補者の募集を開始しました。
これまで培った経験を遺憾なく発揮できるランドネット総務部への応募をお待ちしています。
―堀田係長、本日はありがとうございました!