不動産投資の資産拡大のタイミングはいつ?マンション買い増しのベストタイミングとは
不動産投資を行っている方の中には、資産拡大のためにマンションの買い増しを検討している方もいらっしゃるでしょう。
では、どのタイミングでマンションを買い増しすると、より着実に資産を拡大できるのでしょうか。
今回は不動産投資で資産拡大を狙う人のために、マンションの買い増しをすべきベストなタイミングについてご紹介します。
1.買い増しによる資産拡大を不動産投資で狙うメリットとは
マンションの買い増しのタイミングを知る前に、まずはマンションを買い増しして得られるメリットをご紹介しましょう。
マンションの買い増しには、次のようなメリットがあります。
1)キャッシュフローが増える
マンションを買い足せば所有している物件が増えるため、単純に月々のキャッシュフローが増えます。
現在、毎月5,000円のキャッシュフローが出るマンションを所有している場合、同じような条件の2戸目のマンションを運用すれば収益は2倍となり、月々1万円のキャッシュフローを得られるというわけです。
2)資産拡大スピードが上がる
マンションを買い増しすると、資産拡大のスピードが上がります。
1戸目、2戸目のマンション経営で得た利益を基に3戸目のマンションを買い増しすれば、ローンの借入額を抑えることができます。
また、1戸目、2戸目の収益を3戸目のローンの返済に充当すれば、頭金が貯まるまで待って3戸目を購入するよりも早いタイミングでローンを完済できます。
複利効果によって資産拡大のスピードを速められる点も買い増しのメリットです。
3)リスク分散ができる
1戸の区分マンションのみを所有している場合は、空室が生じると不動産収入は0になります。
しかし、複数のマンションを運用していれば、1つの物件に空室が出てもその他の物件に入居者がいれば、収入が0にはなりません。
1件の収益が悪化しても他の物件の収益でカバーできるというリスク分散が可能な点も、マンション買い増しのするメリットです。
2.マンションの買い増しベストタイミング3選
では、どのようなタイミングでマンションを買い増しすべきなのでしょうか。
マンションの買い増しを検討したいベストなタイミングをご紹介します。
1)1戸目の運用が安定したタイミング
複数の不動産を運用している投資家も、最初は1戸の物件から投資をスタートしているケースがほとんどです。
1戸目で安定した収益を得られるようになったり、売却をしてもトータルとしてプラスになったりする場合は、次の物件の買い増しを検討すべきタイミングでしょう。
2)年収がアップし、金融機関から有利な条件で借り入れできる時
本業での年収がアップし、自己資金にゆとりが出たタイミングも買い増しを検討すべき時です。
1戸目のローンを順調に返済しており、年収が以前よりも上がっていれば、1戸目より良い条件で融資を受けられる可能性があります。
金利はキャッシュフローにも影響を与えます。
良い条件で借り入れをできる時は、資産拡大を検討すべきタイミングです。
3)ゴール(目標)から逆算して、完済タイミングを間に合わせる時
不動産投資においては、いつまでにどのくらいの資産を築きたいかという目標設定が重要になります。
自己資金と借入額、目標から逆算し、いつ次のマンションを買い足しすればゴールまでにローンを完済できるかを算出すると、買い増しのタイミングも見えてくるでしょう。
3.マンション買い増し時にやってはいけない3つの注意点
マンションの買い増しは、資産拡大につながりますが、リスクがないわけではありません。
マンションを買い増しする際には、次の3つのポイントに注意が必要です。
1)目的のない赤字収支物件
売却益を狙いたいなどといった明確な目的があれば問題ありませんが、特に目的もなく、収益性の低い物件を取得するような行為は避けましょう。
マンションの買い増しであっても、1戸目の物件取得時と同様に、安定して収益を得られる優良物件を選ばなければなりません。
赤字が予想される物件を選んでしまうと、金融機関からの評価を下げ、リスクを増やすだけになってしまいます。
2)無理な借り入れ
マンションを買い増しすればキャッシュフローは増大します。
しかし、借入額も増えることを忘れないようにしましょう。
マンション経営中に災害による被害を受けたり、空室によって思ったような収益が得られなかったりといったトラブルが発生する可能性もあります。
物件購入時には綿密なシミュレーションを行い、現在所有している物件の収益や本業の収入も鑑みながら、無理な借り入れは決してしないことが大切です。
3)現金がない時
手元資金がない時は、買い増しはすべきではありません。
マンション経営では、運用するうえで修繕費などの現金が必要となり、運用物件が増えれば増えるほどその額は大きくなります。
キャッシュフローが黒字であっても、手元に現金がなければ運用費を捻出できません。
現金がない時のマンションの買い増しは危険です。
1戸のみのマンション投資はもったいない!不動産投資の買い増しで無理なく資産拡大を狙ってみては!
1戸目の運用が順調に進んでいるようであれば、マンションを買い足して資産拡大を狙ってみてはいかがでしょうか。
1戸目の運用で不動産投資に関する知識や経験が身についているため、不動産投資を始めた時よりも2戸目の買い増しでは、スムーズに物件の買い付けや運用ができるはずです。
しかしながら、無理なローンの借り入れや無計画な買い増しはリスクが大きいため避けるべきです。
収益性の高い物件を慎重に見極めながら、不動産投資の目標を明確に定め、資産拡大を目指してみましょう。