あなたは大丈夫?マンション経営で騙される人の特徴5選&ヤバい営業トーク集
甘い誘い文句でマンション経営をすすめられ、収益性の低い物件を購入してしまったり、相場より高い価格で物件を購入してしまったり、悪徳業者に騙されたという被害が出ています。
マンション経営で騙されたというネット上の体験談をはじめ、「マンション経営で失敗してしまった..挽回する方法や、収益性の高い物件をご紹介してほしい。」と相談に来られる当社のお客様の話をまとめると、共通した特徴があることが分かってきました。
詐欺まがいの業者に騙される前に、騙されやすい人の特徴や相手の手法を知っておくと事前に対策できることがあるはずです。
マンション経営で騙される人の特徴と危ない営業トークの例をご紹介します。
1.マンション経営で騙される人の特徴
マンション経営で騙されたという人には次のような特徴があります。
ご自身にも当てはまる項目はないでしょうか。
1)他人任せ(他責思考)
普段からあまり自分で物事を判断せずに他人任せにしてしまう、何かトラブルが生じた場合の原因を自分ではなく、その時の状況や他人のせいにしてしまう他責思考タイプの人は危険です。
物件選びも収支のシミュレーションも自分で行わず、不動産販売会社が提示した内容を精査及び他社との比較事例をしないまま悪条件の物件を契約してしまい、後々になって騙されたことに気が付く可能性があります。
2)勉強していない
マンション経営をしたいとは思っているものの、不動産投資やマンション経営についての勉強をしていない人も騙されやすい傾向にあります。
マンション経営についての知識がなければ、業者が契約する為だけのおかしな話に何も疑念を抱かず、鵜呑みにしてしまうでしょう。
3)自己資金0で不動産投資のリスクを知らない。
不動産投資は物件を購入することから始まり、物件購入には費用が必要です。
自己資金がなければ全額を借り入れなければならないために、月々の返済額が大きくなり、金利上昇や空室のリスクが発生した際にはすぐに資金が不足してしまいます。
もちろん自己資金0でも、諸経費ローンを組むことでマンション経営はできます。
ただし、自己資金0での不動産投資のリスクを理解し、さらに現金は出費に応じて用意できる状況でなければやめましょう。
自己資金0でもマンション経営なら稼げると考えているような方は、悪徳業者の怪しい話を信じてしまう可能性が高いです。
何より購入後から半年以内に請求される“不動産取得税”が払えずに延滞金が別途取られてしまいます。
4)都合のいい利回りがずっと続くと思っている
マンション経営は、長期的な視野で利益を確保する投資です。
マンション経営を行っている間には、空室や家賃の下落などが発生する可能性があります。
利回りの計算をする際には、空室や家賃の下落なども含めたシミュレーションが必要です。
空室が発生することなく、最初に設定された家賃をこの先もずっと維持できると思っているような人は、業者が提示する都合のいい利回りのウソに気付かず、騙される可能性が高いでしょう。
特に検討時の空室物件は注意してください。
今は空室だけど”この値段で貸せる!”と相場よりも高い賃料で利回りを計算されている可能性が高いからです。
上記の物件の多くは、空室期間が長引くことで結局家賃の値下げを行い、利回りが低下することになります。
高い利回りの評価額をしていた物件価格で購入しないようにしましょう。
あくまでも不動産投資は、入居者ありきの賃貸実績を重視です。
5)リスクを計算に入れていない
マンション経営には空室、家賃下落、金利上昇、建物劣化などのリスクがあります。
空室時は収入が発生せず、経年劣化とともに家賃は下落し、修繕積立金が値上げされる可能性があります。
これらのリスクを計算に入れていない収支計画では精度が低く、条件の悪い物件を提案されても、そのリスクに気が付かずに騙されてしまうでしょう。
2.これを言う営業マンは気を付けたほうがいい!危険な営業トーク
マンション経営をすすめる営業マンが次のような営業トークを展開したら、それは危険な業者かもしれません。
1)100%の家賃保証がずっと続きます
100%家賃保証が続くのであれば、空室が発生しても収入を得られるので安心だと思うかもしれません。
しかし、100%の家賃保証が続くと言っても、家賃の額を100%支払ってもらえることは皆無と言っていいでしょう。
保証額は家賃の何割かに設定されていたり、定期的に保証額が見直されたりといった条件が添えられているケースがほとんどです。
100%の家賃保証が続くようなトークをする営業マンには注意しましょう。
2)とりあえず、買い付けを入れましょう
「良い物件だから早く買い付けないと他の人が押さえてしまう可能性があります。とりあえず買い付けを入れましょう!」と言うトークは危険です。
その時には、後からキャンセルできると説明していたにもかかわらず、後になってキャンセルを受け付けてもらえないケースが出ています。
何らかの理由をつけて、先に買い付けをさせるような営業マンは要注意です。
3)節税をやたらと強調
「マンション経営は節税効果もあります!」と、節税効果を強調する営業マンもいます。
確かにマンション経営で節税は可能ですが、節税になるケースとはマンション経営が赤字になっている場合であり、マンション経営でしっかり利益を得られている場合に節税できるわけではありません。
節税を強調する営業マンは、マンション経営の赤字を節税にすり替えて良い面だけを強調し、投資家を騙そうとしている可能性があります。
もちろん、税金に対してレベルの高い知識を持ち合わせている営業もいます。
ただし、最低でも大体年収1,200万円以上(所得税率33%超)の方以外に、”マンション経営は節税効果が高いのでおすすめ!”という営業は要注意です。
4)保険の積立と同様に不動産投資を始められます
「不動産投資は生命保険の代わりになります」という営業マンもいます。
自分に万が一のことがあった場合、所有するマンションを資産として残せるからという理由です。
月々のローンの返済は保険の積立と考えれば、マンション経営も気軽に始められるでしょうという言い分ですが、マンション経営の本来の目的は収益をあげることです。
初めから保険の積立と考えるようにすすめるような営業マンが販売するマンションでは、黒字経営が難しいでしょう。
5)住宅ローンで不動産投資ができる(アウト)
住宅ローンを利用して不動産投資ができるから、低金利の今、お得に物件を取得できるというトークを展開する営業マンもいます。
しかし、住宅ローンは居住用の物件を取得する際に利用できる融資であり、不動産投資のための物件を取得する際には住宅ローンは利用できません。
不動産投資ローンは住宅ローンよりも金利が高いため、住宅ローンを利用して投資ができると語る営業マンもいますが、投資物件に住宅ローンを利用することは違法行為です。
マンション経営に住宅ローンをすすめるような営業マンには決して騙されないように注意してください。
3.マンション経営で騙されないためには人任せにせずに投資を勉強すること
マンション経営で騙されないためには、不動産投資に関する知識を身に付けて自己武装することが大切です。
不動産業者の中には上に紹介したようなトークを展開し、収益が見込みにくいエリアにある物件や、初期投資額が高額になる新築マンションを購入させようとするケースがあります。
悪徳業者の営業トークには一定のパターンがあります。
不動産投資についてしっかりと勉強して知識を身に付けておけば、怪しい業者が近寄ってきたとしても軽快なトークの裏に潜むウソに気が付くでしょう。
騙されたと後悔する前に、マンション経営を始める前にはしっかりと投資の知識を学ぶことが大切です。
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マンション経営で騙されたという人に共通して言えることは、不動産投資の知識不足であり、他力本願的な思考です。
不動産業者から物件を購入した後、マンション経営を行っていくのは投資家自身です。
マンション経営を始める前には自らが経営するという認識を持ち、しっかりと投資についての勉強をしておきましょう。
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