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不動産投資コラム

日本、それは「日出ずる処の国」として魅力ある投資対象国

執筆者:Redia編集部 Redia編集部

世界が揺れ動く中で、いま改めて注目されている国、それが「日出ずる処」──日本です。

国際的な評価や経済指標、そして文化的影響力を総合して見たとき、日本は魅力ある投資対象国としての存在感を強めています。

2023年には「国家ブランド指数」で初の世界1位を獲得し、ASEANでは7年連続で「最も信頼される国」に。

加えて、世界有数の家計金融資産、世界最大のアニメ市場、そしてハイブリッド車(HV)戦略が注目される自動車産業など、多くの分野で強みを発揮しています。

本章では、数字と実例から読み解く“投資対象としての日本”の魅力に迫ります。

1.「国家ブランド指数」2023年1位

「国家ブランド指数2023」で日本が初の首位に選出されました。

アジア太平洋地域の国としては初めてのトップ。

2016年以来6年連続1位のドイツを抜いたほか、「製品の信頼度」「他のどの場所とも異なる」という点においても、60か国中1位を獲得しています。

2.「最も信頼できる国」7年連続首位

日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)の識者調査において、7年連続で最も信頼できる国として首位を維持しています。

25年調査では、66.8%の人が日本を信頼でできると回答し、これは他の主要国・地域(EU、米国、中国、インド)と比較して高い数値です。

信頼する理由としては国際法の順守や経済力、魅力的な休暇旅行先です。

3.アニメ産業

アニメ産業市場規模(23年)は3兆3,465億円と、3兆円の大台を初めて超えました。

前年比14.3%増で、3年連続で過去最大を更新。

成長の要因は、海外市場の拡大と映像配信市場の伸び、円安による円換算売上額の増加です。

海外売上は、全体の5割を占めており、1兆7,222億円に達しています。

日本アニメーションの優位点は、圧倒的な生産力とクオリティでしょう。

「海外の青少年が、日本のアニメを見て育つ」ともいわれており、そのソフトパワーは計り知れません。アニメに憧れて、日本語を学び、日本に就職する人も多いです。

4.「家計の金融資産」世界2位

家計の金融資産とは、個人の預貯金、株式、投資信託、保険などの金融資産の合計額です。

23年は1位が米国で118兆ドル、2位が日本で23兆ドル、3位が中国で10兆ドル。

日本円でいうと2,230兆円と過去最高でした。

日本はその金融資産のうち現金・預金が50%を占めます。

現金・預金に限って言えば世界一とも言えます。

日本人が莫大な現預金を持っているということは、潜在的な購買力が巨大だということです。

5.EVではなくハイブリッド車(HV)が勝利?

新車販売台数の伸び率(23年)は、EVがHVを下回りました。

補助金のストップ、充電インフラの未整備、バッテリーの劣化問題でEV中古車が売れないなど、EVの課題が露呈したことが要因です。

世界自動車生産台数3位の日本(24年時点)は、HV戦略を推し進める自動車業界が好調。

トヨタの年間販売台数(24年)は1,082万1,480台で、5年連続世界トップに君臨しています。

6.巨大なメガロポリス東京

大都市には多くの人が集まり、活発な経済活動、多彩な文化が育まれます。

世界規模の大都市を複数持つ日本のポテンシャルは計り知れません。

国連によると、世界の都市圏人口ランキング(24年)は、東京都市圏が3,711万人で世界1位。

2位がインドのデリーで3,380万人、3位が中国の上海で2,987万人、10位が米国ニューヨークで1,903万人、11位が近畿大阪都市圏で1,896万人、42位が名古屋都市圏956万人となっています。