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リノベーションで実現!二人で住めるワンルームマンションとは?

執筆者:Redia編集部 Redia編集部

今、巷では二人暮らしが快適にできるワンルームマンションがひそかなブームになっているようです。

ワンルームマンションの定義は、居室内に間仕切り(建物内の仕切り)がなく、寝室とリビングがすべて同じ空間で一続きになっている間取りの事をいいます。

しかし二人で同棲するには、生活のリズムがそれぞれ違うため、プライベート空間が確保されず、お互いの生活を邪魔しあってしまい、ついには喧嘩なんてことも起こるのではないでしょうか。

そんなライフスタイルを変化させる究極のリノベーション術が実はここにあります。

今回は快適なプライベート空間を実現し、さらにオーナーさんにとっては賃料を上げる、借りる方にとっては家賃を抑えることのできるリノベーション術をお教えします。

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1.どこも似たり寄ったりのワンルームマンション

ワンルームマンション、1DKマンションのほとんどは20~25平米のほぼ同じ様な間取りで、似たようなデザイン、家賃も似通っているため、入居者は最終的に入居する決断が難しいと思っている方もいるのではないでしょうか。

また浴槽とトイレ、洗面台が一体となった3点ユニットバスを採用しているお部屋も多いように思います。

お部屋を選ぶ条件として、家の近くにコンビニがある、駅から近いなど、このマンションが何となく住みやすそうだからという理由で、間取りや広さは諦めてそのお部屋に決めている方が多いように思います。

2.二人で住めるワンルームマンション

先ずはリノベーション前の間取りをご覧ください。

(リノベーション前の間取り図面)

こちらのオーナーさんは、東京都心の築37年床面積19.14平米のワンルームマンションを所有していました。

水廻りは3点ユニットバスで、電気温水器が設置してあり、さらに使いづらい部屋の形で入居者がなかなか決まらないため、家賃もあげられずに困っておられました。

そこで、ご提案させていただいたのが二人で住めるワンルームマンションでした。

(リノベーション後の間取り図面)

ワンルームマンションの居室部分を可動間仕切り建具で2つに区切り、寝室とリビングを可変性のある1DKにし、それぞれのプライベート空間をつくりました。

その結果、二人で住めるようお互いがある程度の距離感を持って生活ができる空間になりました。

生活時間が異なるカップルや、どちらかが体調不良になった際も寝室を仕切り、先に寝る事ができます。

この微妙な距離感がお互いのプライバシーを適度に守り、二人で住むという方が入居するきっかけになっています。

(リノベーション後の実際の室内)

ではなぜ、狭いお部屋をわざわざ2つに区切って住んでもらうのでしょうか。

投資用の新築マンションで現在売れている間取りは、広さ20~25平米くらいのお部屋を1DKにして、二人暮らしをしてもらう間取りです。

居室を2つに区切ることによって賃料を1~2万円/月、アップさせることに成功しています。

都心に1人で住むには家賃が高い、共働きの二人で住むなら、狭いですが家賃を折半してなど割安感がある。そこに需要があるようです。

実際に、当社で賃貸管理を任せていただいているお部屋を2つに分けられる様にリノベーションしたところ、5,000円/月賃料を上げることに成功いたしました。

では具体的に、二人で住めるワンルームマンションの内装を設計するにあたり、これがないとできないという最低条件がありますので、確認をしてみましょう。

2.最適な部屋の条件とは

二人で住めるワンルームマンションを造るには、最適なお部屋の条件が2つあります。

まず1つ目は、お部屋の間口(敷地や建物の正面の幅)が3.5m以上あることです。それだけあれば、寝室とリビング部分をぎりぎり2つに区切れる広さが取れます。

3.5mの間口を居室と寝室に間仕りするとお互いの部屋の幅が1.75mとなり、間仕切り部分の建具の厚みを引いても、寝室部分は二人で寝るには十分なベッドの幅、セミダブルで1.2m、ダブル1.4mを確保する事ができます。

またリビングとして利用するスペースには、食事をしたり、勉強したりするための机が必要になってきます。

机で二人向き合って食事をするには、せめて0.8m四方の机が必要です。残りのスペースは通路のスペースで0.95m。少し窮屈ですが、これが生活をするうえで必要な最小寸法になると思います。

次に必要な2つ目の条件は、その物件が建っている街の属性になります。

二人で住めるワンルームマンションの場所的に有利な地域としては、勤め先が別々な共働きカップルが良く選ぶ、「電車が2線以上乗り入れている駅の物件」や、「カップルに人気のある街」の物件が特に有利になってきます。

こういう街の案件は、家賃も高かったり、地価が高い分、部屋の大きさも小さく抑えていたりと、なかなか1人暮らしでは手が出る案件がありません。

そこで、1人で住むには高いけど、共働きの二人暮らしなら出せる金額の部屋に価値が出てくるのです。

近年、部屋を探す主流の媒体は、インターネット検索になってきています。

好きな街、部屋の大きさ、間取り等を選び検索をかけます。

すると、1DKの物件としては他よりも家賃が安いこのような物件がヒットします。

3.まとめ

様々なライフスタイルの変化により、部屋を借りる人たちの趣味嗜好も日々変わってきています。

また、近年のインターネットやAI検索技術の発達により、検索した際の情報内容にも変化が出てきています。

その変化に素早く対応し、うまく取り入れることが変化の速い時代の「リフォーム・リノベーション成功への近道」になっているようです。

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