あなたのクレヒスは大丈夫?住宅ローン審査を通過する人の特徴とは
マイホーム購入のために住宅ローンを組もうと考えている方であれば、「クレヒス」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
クレヒスは、住宅ローンの審査に大きく影響します。
そこで今回は、クレヒスとは何かや、住宅ローンにどのように関わってくるのかを詳しく解説していきたいと思います。
1.クレヒスとは?
クレヒスとは
クレジットヒストリーの略であり、クレジットカードやローンの利用履歴のこと。
クレジットカードに関するあらゆる情報(※)は、カード会社や金融機関が加盟している個人信用情報機関に収集、記録され、加盟企業に共有されます。
(※)ショッピングの履歴を始め、キャッシングの履歴やローンの申し込み情報、契約情報など。
もし、過去に返済を滞納があったり、債務整理をした場合、その事故情報もクレヒスに含まれます。
クレジットは、英語で「信用」「信用貸し」を意味し、金融機関は、「この人であれば返済してくれる」という信用のもとでお金を貸すことになります。
住宅ローンの審査の際、個人情報とも言えるクレヒスを参考に、金銭面でどれだけ信用に値する人物なのかを判断します。
2.住宅ローン審査とクレヒスの関係
住宅ローンの審査において、数千万円以上もの多額の融資をすることになる金融機関は、申込者に返済能力があるのかどうかを重視します。
その際、支払いの遅延や滞納があったなどの金融事故情報が記録されている、いわゆる悪いクレヒスだとどうなるのでしょうか。
当然、悪いクレヒスの人物に対する信用は低く、ローンの支払いが滞る可能性があるとみなされ、審査に通りにくくなるでしょう。
3.住宅ローンに通りやすい人の特徴とは
逆に言えば、住宅ローンに通りやすい人の特徴の一つとして、良いクレヒスであることが挙げられます。
支払いを滞ったことが無く、毎回、期日を守って返済しているということは、「この人にはローンの支払い能力がある」「信用できる」と高く評価されるからです。
やはり、返済能力があるとみなされるかどうかが鍵となるでしょう。
4.支払いを延滞したことがある場合はどうする?
では、過去に支払いの延滞があった悪いクレヒスの場合はどうすればいいのでしょうか?
悪いクレヒスでも、永久に住宅ローンに通りにくいわけではないので、安心してください。
日本には、個人信用情報を管理している機関は3つあり、いずれの機関も延滞の履歴情報は5年が経過すると削除されます。
一度延滞をしてしまっても、その後5年間、延滞無く支払いを続けていれば、延滞の情報は無くなり、それから良いクレヒスを積み上げていくことが可能でしょう。
債務整理をしている場合は、10年程度記録が残ってしまうと言われていますので、将来マイホームを持ちたいと思っている場合は、自己破産等の債務整理はよく考えてから行うようにしましょう。
5.住宅ローン審査に通過するためには
住宅ローン審査に通るには、良いクレヒスを築くことが重要です。
現在、悪いクレヒスでない人がローンを借り入れるために注意したいのが、クレジットカードの管理です。
クレジットカードを複数枚持っている人で、どのカードでどのくらいの引き落としがあるのか自分でもわからなくなってしまい、うっかりミスで延滞をしてしまうケースは少なくありません。
ほとんど使っていないクレジットカードを持っているなら、そのカードは解約することをお勧めします。
また、クレジットカードでキャッシングをしている場合、借金とみなされることがあるので、住宅ローン審査に通りたいのであれば速やかに返済すべきでしょう。
6.スーパーホワイトの場合はどうなる?
現金主義だったり、必要性を感じていなかったりして、人生で一度もクレジットカードを持ったことがなく、ローンを組むような大きな買い物もしたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
このように、全くクレヒスがない人のことを「スーパーホワイト」と言います。
スーパーホワイトであれば、金融事故を起こしたこともないので、住宅ローン審査も通過しやすいと思う方もいるでしょう。
しかし、クレヒスというのは信用を積み重ねてきた証でもあるため、それが全くないというのも、住宅ローン審査にはマイナスに働きます。
携帯電話やスマートフォンの端末は分割払いで購入するのが一般的となっており、クレジットカードは持ったことがなくても、分割で端末を購入したことがあれば、それがクレヒスとなります。
毎月延滞なく支払っていくことで良いクレヒスを構築することが出来るでしょう。
まとめ
クレジットカードやローンの利用履歴であるクレヒスは、住宅ローンの審査に大きな影響を及ぼします。
良いクレヒスの方が審査に通りやすくなるので、延滞をしないよう、クレジットカードなどは無理のない利用を心がけましょう。
悪いクレヒスだったとしても、年数の経過や、その後に良いクレヒスを積み重ねていくことで、住宅ローン審査に通りやすくなります。